Web上で見つけた興味深い記事をメモするにあたって、単にURLを保存しておくだけではなくて、コンテンツの重要な箇所にマーカーを引いて保存しておきたい。
これまではInoreaderのWebページ保存機能とハイライト機能を使っていたものの、あまり満足できるものではなかった。
最大の問題はマーカーを引きたい箇所を取得できないケースがあること。
仕方ないのでノートに引用したりしていたけれど、どうにもめんどくさい。
やはり餅は餅屋か、というわけでPocket を使いはじめた。
肝心のコンテンツ取得の挙動はかなり期待に近い。
Webサイト側のポリシーや実装によっては取らせてくれないケースもあるだろうけれど、それはWebサイト側の自由だし、類似のサービスはどれも同じ土俵の上だと思う。
ちなみに昔はInstapaper を使っていたけれど、改めて比較したらPocketの方が良かった。
先日、自宅のWAN回線をIIJmioひかり に切り替えた。
数年前にフレッツ光から@T COMヒカリ に「転用」済みだったので、今回行なった手続きは「光コラボレーションモデルの事業者変更」だった。
どうでも良いけどネーミングがどれもこれもゾワゾワする。
最大のモチベーションはIPv6 IPoE接続への移行で、表立って体感できる違いも特に無いのだけど、まあ無事に切り替えが終わって満足している。
昨年(2020年)のQ2頃、世情に違わずウチのWAN回線でも実効速度がかなり落ちた時期があった。
同時期に、仕事関係でとあるISPから「網終端装置の輻輳が原因」という情報をもらったので、ウチも同じ原因だったんだろうと思う。
将来性を考えても「ならばIPv6だ」ということになるわけだけど、@T COMではv6プラスの利用に「ひかり電話(HGWレンタル込)」もしくは「Wi-Fiルーターレンタル」の契約が必須条件だった。
手段が目的からあまりにも乖離しているし、不必要な機材のレンタル契約なんて到底飲むことはできなかった。
そんなこんなで悶々としていたのだけれど、先日のエントリ を書きながらふと思い立って調べたところ、ちょうどIIJがキャンペーンをやっていることを知った。
契約解除料や手数料がほぼペイできる計算になるし、モバイル回線とセットで月々の割引もあるし、何よりtransixが無料・無条件で使えるということで、俄然やる気になった。
実際に手続きに着手してから一週間で完了した。
その間、電話を二本とWebでの手続きが一回。
工事はNTT局舎内のみだったので、ほとんどが純粋な待ち時間だった。
失うものは何もなかったのかと聞かれると、そうでもない。
まず、外から自宅へのアクセスを諦めた。
具体的にはVPNと、自宅で常時稼働しているNASへのSSHが死に、さらに将来自宅サーバを立てることも(現実的に)不可能になったが、いずれも困るほどのことではないので潔く諦めることにした。
あと、そこそこ長い間使ってきたRTX810 がDS-Liteに対応していないので、退役させざるを得なかった。
RTX830への買い替えも脳裏をよぎったが最早モチベーションは全くなく、普通に電器屋でBUFFALOのWi-Fiルータを買ってきてリプレースした。
心なしか、少し身軽になれた気もする。
しばらく前にがっつりめのドキュメントを書くためにmacOSにHomebrewでTeX環境を作った時のメモが出てきたので、体裁だけ整えて置いておく。
インストール
3種類ある。
$ brew search tex
*snip*
If you meant "tex" specifically:
There are three versions of MacTeX.
Full installation:
brew install --cask mactex
Full installation without bundled applications:
brew install --cask mactex-no-gui
Minimal installation:
brew install --cask basictex
GUIアプリケーションは不要なのでmactex-no-gui
をインストールした。
かなりデカい。
basictex
でも良いのかもしれないけれど試していない。
更新履歴を載せる
vhistoryを使う。
rcsでも良かったが粒度が細かすぎるきらいがあったのと、あとLogがうまく出なかった。
\usepackage[tocentry,owncaptions,hideauthorcolumn]{vhistory}
\renewcommand{\vhhistoryname}{更新履歴}
\renewcommand{\vhversionname}{版}
\renewcommand{\vhdatename}{更新日}
\renewcommand{\vhchangename}{概要}
\def\docauthor{筆者}
\begin{versionhistory}
\vhEntry{1.0}{\today}{\docauthor}{初版作成}
\end{versionhistory}
hideauthorcolumn
オプションはドキュメントには載っていない気がするが、ソースを見たらあった。
ページのヘッダ・フッタ
fancyhdrと、ページ総数を入れるためにlastpageを合わせて使う。
\usepackage{fancyhdr,lastpage}
\pagestyle{fancy}
\renewcommand{\headrulewidth}{0.4pt}
\renewcommand{\footrulewidth}{0.4pt}
\lhead{}
\chead{\doctitle}
\rhead{}
\lfoot{\vhCurrentDate (v\vhCurrentVersion)}
\cfoot{}
\rfoot{ページ \thepage{} / \pageref{LastPage}}
ヘッダに文書タイトル
フッタに最終更新日と版数、およびページ番号
ヘッダとフッタに罫線(それっぽい)
vhistoryの最新のエントリから、最終更新日と版数が\vhCurrentDate
, \vhCurrentVersion
で取れる。便利。
初版以降の更新の際は、まずvhistoryのエントリを追加してから手をつける流れにするのが良さそう。
URLを記述
urlを使う。それだけ。
\usepackage{url}
\url{http://example.com}
電話番号とか似た感じで扱いたければ、
\DeclareUrlCommand\tel{}
\tel{000-0000-0000}
項名を参照
namerefを使う。
項番号とついでにカッコも一緒に記載するには、\ref
コマンドと\nameref
コマンドを組み合わせた新しいコマンドを定義する。
\usepackage{nameref}
\newcommand*{\fullref}[1]{「\ref{#1} \nameref{#1}」}
画像
graphicxを使う。
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\begin{figure}[h]
\begin{center}
\includegraphics[width=3.0cm]{Hoge.jpg}
\caption{タイトル}
\label{fig:hoge}
\end{center}
\end{figure}
脚注
罫線なしにする。
\renewcommand{\footnoterule}{}
sectionで自動改ページ
\usepackage{titlesec}
\newcommand{\sectionbreak}{\clearpage}
\paragraph
でエラーが出て使えなくなるけど、特に困らないので調べてない。
昨年 に引き続き、気がつけば恒例になっているまとめ。
新規
Inoreader Pro
$4.99 / 月
Feedlyに代わって6月から利用しているが、カスタマイズ性や使い勝手など、はっきり言ってFeedlyよりもはるかに良く感じる。
引き続きお世話になるつもり。
ムームードメイン (88171.net)
¥1,480 / 年
厳密には新規ではないけれど、これまで書き忘れていたので。
しばらく前から、.net
の登録上限の10年を維持するよう毎年更新をしている。
動機は以前書いた ようなこと。
何度か他のレジストラへの移管も考えたものの、ムームードメインには以下のようなメリットがあるので、結局ずっとお世話になっている。
WHOISのプライバシー保護設定を公式にサポートしている
デポジット形式の決済手段を使った自動更新ができる
継続
IIJmio
¥3,000 / 月 + 通話料
相変わらず音声2回線構成。
最近MNOがごちゃごちゃやっているけれど、冷ややかに傍観している。
MVNOに何かしら悪い影響がないことだけを願っている。
@T COM ヒカリ
¥3,800 / 月
ちょうどこれを書いていて色々と思うところがあったので、目下切り替えを進めている。
気が向いたら改めて書く。
向かなかったらきっと一年後になる。
こういったまとめを書き出すことが振り返りの良いきっかけになっているらしい。
さくらのVPS (v1)
¥10,267 / 年
以前も書いた 通り、リプレース先として既にv5を追加で1台契約している。
ただswapをケチった(というか深く考えていなかった)がために、最新のgccをコンパイルするとメモリ不足で死ぬという実に情けない問題が最近発覚した。
運用開始後でなかっただけまだ幸いと言えばそうなのだけど、道程はまだ長い。
iCloudストレージ (200GBプラン)
¥400 / 月
Photo用でお世話になっている。
特に言うことはない。
PlayStation Plus
¥5,000くらい / 年
切れていることに気付いたタイミングで手動更新、というルーティーンに落ち着いている。
ちょくちょくキャンペーンなどやっているので定価がよくわからないし、厳密には空白期間があったりもするので、価格は適当。
Netflix
¥1,200 / 月
いろいろとお世話になっている。
特に言うことはない。
DAZN
¥1,750 / 月
F1観戦でお世話になっている。
特に言うことはない。
廃止
Feedly Pro
いろいろあって 別れを告げた。
EDC (Every-day Carry) という言葉がある。
字義的には「毎日持ち歩いているもの」ということになるわけだけど、そこから転じて、自分の携帯品をブラッシュアップしたり披露したりする一種のカルチャーを指す言葉になっている、ような気がする。
この界隈には前から興味があって、EverydayCarry.com やYouTubeなんかで人様のEDCを興味深く拝見したり、自分のEDCをブラッシュアップしたりしてきた。
特に、これまでいろいろと試行錯誤してきたのがkeychainだった。
(ちなみに、 キーホルダー だとkey fobっぽいし キーリング だと輪っかのイメージだし、なんて考えていたら面倒になったので以後 keychain と表記します。)
写真左から順に、
Nite IzeのKeyRack とKeyRack+
確かビレバンで見つけたブラス製ベルトフック
Nite IzeのInfini-Key と、古い鞄からもぎ取ったリング
Amazonで売ってるチタン製カラビナとスプリットリング
VictorinoxのMulticlip (本日の主役)
かれこれ十数年、腰(ベルトやベルトループ)に鍵束をぶら下げて生きてきた経験から、keychainに求めるポイントはこういったところになる。
意図しないタイミングで外れて落ちない
壊れない(と思わせてくれるくらい頑丈な構造・材質である)
万一壊れても鍵束が即落下する構造でない
片手で取り扱うことができる
毎日身につけてストレスにならない重量・大きさ・デザインである
入手性が悪くなく法外に高価でもない
すべてを同時に満足する製品はたぶん存在しないので、良さそうなものをこれまで地道に試してきた。
KeyRackは繋がっているS-Binerのゲート全てが障害点だし、ベルトフックは体勢の変化で割と簡単に落ちる。
チタン製カラビナは最も負荷のかかるバネ部分が破損すると即落下の構造で、さらにチタン製品特有の表面のテクスチャがkeychainとして使うには好きになれなかった。
ここ数年使っていたのはInfini-Keyで、これはかなり至高に近いと思っていたけれど、ワイヤーゲートの貧弱さや、意外と嵩張りを感じるデザインにほんの僅かながら不満を抱いていた。
そんな中、つい最近知って即買いしたのがVictorinoxのMulticlip(日本での商品名は ベルトハンガー )で、これはかなり至高に近い、とまたもや思っている。
「10年以上使ってる」なんてレビューをざらに見かけるあたり、堅牢性もかなり期待できる。
エンブレムは接着されているだけなのでそのうち取れてしまうだろうけれど。
このMulticlip、全長100mmとか138mmとか紹介されているけれど、スプリットリング込みで約100mm、スナップフック込みで公称138mmで、本体部分単体だと81mmなので、ご参考までに。
ちなみに、Zak ToolのZT52 も最近知って良さそうだなと思ったけれど、国内だとちょっとあんまりな値段でしか出ていない。
アメリカから取り寄せると商品価格の軽く倍以上の送料がかかるので、もし何か他の買い物のついでがあれば買ってみても良いかも、というところで保留中。
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