XigmaNASへ
そろそろ潮時と感じたので、自宅のNAS(HP ProLiant MicroServer N54L)をFreeNAS (11.2-U1) からXigmaNAS (x64-embedded-11.2.0.4.6625) に入れ替えた。
インストール
インストーラをLiveメディアから起動する必要があるので、転がっていた適当なUSBメモリにLiveUSBのイメージを書き込んだ。 光学ドライブは載っていないし、RACの仮想ディスクも使えない、というかたぶんmacOSに対応していない。
ベースシステムのストレージには、FreeNASで使っていたUSBメモリを流用する。
念のため dd if=/dev/zero
して先頭100MBくらいを書き潰してからインストールを始めたものの、必要だったのかどうかはわからない。
まあブート順を気にせずに済んだのはメリットかもしれない。
メニューに沿って適当にインストールして初期設定して終了。
ZFSのインポート
一番の肝であるところの FreeNASで構築したZFSをimportできるか は、結果的に特に苦労もなくできた。 あまり調べずにウェブインタフェースをいじり回していたらできてしまったので、正解がよくわからないままだけれど、たぶんこれが最適解。
Preferred method:
1: Go to "Disks > Management > HDD Management" and Click on "Import Disks" and Apply.
2: Go to: "Disks > ZFS > Configuration > Synchronize" and click on "Synchronize" and apply.
同じFreeBSDがベースだし、こんなこともあろうかとupgradeもしばらく控えていたので、正直あまり心配はしていなかった。 ただAFPの設定を済ませればTime Machineのバックアップデータすらそのまま引き継げてしまったことには、さすがに少し拍子抜けした。
Rsync over SSH
Services > Rsync > Client の設定はウェブインタフェースから行なえるものの、TCP直結が前提の様子。 自前でパパッとcronの設定をしてみたもののうまく動かない。
さてどうやってover SSHで定期実行させたものか、と思っていたら、 Services > Rsync > Local の設定画面からできた。 変にパスの検証とかをしていないことが逆に都合が良く、ホスト名を入れても普通に動いてしまう。 将来的にはどこかのアップデートで使えなくなるかもしれないけれど、そうなったらその時に考える。
所感
ウェブインタフェースのデザインとかには少し古さを感じるけれど、考えようによってはこれくらい枯れている方が逆に信頼がおける。 ビール代くらいはdonateしよう、と思ったけど日本からはできないらしい。 ごめん。
ちょっと込み入ったスクリプトを書こうと思ったらRubyやPython(書けないけど)はおろかPerlすらなく、PHPが唯一の選択肢でびっくりした。 仕方がないのでPHPで書いた。 実に数年ぶりに。