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第3次カメラブーム

人生で3度目のカメラブームが来てる。俺の中で。

第1次: 高校生の頃

天安門広場, Zenit-122

カメラ欲しいなと思い立ったものの、当時重度なマニアック志向と金欠を拗らせていたために、 カメラ雑誌の通販広告か何かで見かけて安かったZenit-122に飛び付いた。 既に根っからのメガネ野郎だったので、ファインダーとの隙間から入る光のせいで露出計 (そんな立派な機構でもなかったけど) が全っ然アテにならず、電池抜いてフルマニュアルでバシバシ撮ってた。 修学旅行で普通に中国に持って行って、クラスの連中から軽く引かれたりもした。

結果的に写真の (というか露出の) イロハをこのZenit-122に教えてもらったわけだけど、 今になって思い返せば、最初に使うカメラのチョイスとしては如何なものか、と我ながら思う。

第2次: 大学生の頃

我が母校, たしか SMENA 8M

現役のZenit使い、しかもフルマニュアルに抵抗がない人間の興味がいわゆるソビエトカメラ全般に向かうのは最早必然で、 結果的にSMENA 8MにZarya、Zorkiを入手した。 中でもZaryaは、FED-2からレンジファインダーを取っ払ってピント目測、 という至極漢気溢れる仕様だった割に、一番扱いやすくて好きなカメラだった。 シャッターリボン切れちゃって以来、修理にも出さずに放置しちゃってるけど。

ちなみに、ダークレス使ってモノクロネガの自家現像とか手を出してたのもこの頃。 まぁ深く追い求める気にはならなかったけど。

第3次: なう

EOS M + EF28mm F2.8

デジタルな時代の流れには抗えず、 IXY DIGITAL 25 ISとか何となくメインで使ってたものの、 型落ちのさらに販売終了目前で安くなってたのに釣られて (ついでにM2の新機能に全く魅力を感じなかったので) EOS Mのダブルレンズキットを衝動買いしたのが去年の秋。

台湾に持って行って久しぶりに街角スナップとかしてて気付いたのは、 やっぱAF遅いなぁ、ということ。 図ったかのようなタイミングでAF性能がガチ強化されたEOS M3が発表されたのは見なかったことにして、 MFで満足に使えるレンズとしてEF28mm F2.8を中古で入手。 AFは言うほど遅くない代わりに (ホントに) ジーコジーコうるさくてビックリしたけど、 どうせMFでしか使わないからいいかな、と。

まぁ今日CP+ 2015でM3の実機触らせてもらったら、 AFめっちゃ速いしダイヤル操作楽だしグリップ快適だしで正直ちょっとだけ いいな なんて思っちゃったんだけど、 まぁ買いませんよ。 Mを使い潰しますよ。