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テキスト系サイトをサーフィンしてて、ちょっと懐かしい感覚を思い起こした。
「ネットって、俺のガキの頃の思考パターンに似てる・・・。」
俺はガキの頃、夜寝る前に布団の中でいろんな事を考える習慣があった。
- 今日学校で友人と話したこと
- 欲しいおもちゃのこと
- 地球環境のこと
- 米ソ冷戦の行く先
- 気になる女の子のこと
※脚色有り
しかし、所詮ガキの考えること。しかも、俺の腐り掛けた脳味噌から紡ぎ出される思考の数々。当然の如く、支離滅裂な思考展開を見せるわけで。
特筆すべきはその連想性。最初考えていたことから、ふとした切っ掛けで別のことを考え始め、また別のことを連想し・・・ふと気付くと、最初考えていたこととはかけ離れた所に行き着いている。
しかし、ガキのお楽しみはこれから。その連想の鎖を一つ一つ辿って行くのである。これが非常に楽しい。
今さっき考えていたことから辿って、体系的に自らの思考経路を纏め上げる。何を考えていて、その途中のどの時点で別のことを考え始めたのか。その体系化された思考経路を眺め、自分の支離滅裂さに呆れ、笑い、そして不安に駆られる。
「ぼく、ちゃんとしたおとなになれるのかな・・・。」
己の脳味噌の迷宮を彷徨って不安に苛まれていた坊やも、いつの間にやら成長して、大学生。
ちゃんとした大人になれたのかどうかは、お願いだから聞かないで・・・。