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2006-05-02

研究プロジェクト履修の活発化が原因!? -情報技術科目のSA・TAが不足傾向

在学中に情報技術基礎と情報技術ワークショップの SA をやったけど,コメントの

科目群の在り方についてよく考えていただきたい

というのは全くその通り.

昔はまず情報処理で Emacs 上の Wanderlust で苦労しながらメールを読む方法を覚え,Unix のコマンド操作や計算機の仕組みを叩き込まれ,そしてプログラミング入門でプログラムとは,またプログラムを書くとは何ぞやということを体で学んだ.これが言わば SFC の文化であって,誰しもが経験する通過儀礼だった.

しかし最近の情報処理科目では,そういった性格は微塵もなくなった.情報技術基礎は,ただ用意された全クラス共通のテキストに沿って浅く広い知識を詰め込むだけの場になった.もちろん昔もそうだったのだが,共通テキストの内容は参考程度のもので,実際は各クラスの担当者が結構好き勝手なことを教えていた.実際俺の情報処理のクラスでは,参考資料としてポケコンの回路図が配られたり,5インチの FD やカセットテープが回されたりしたこともあった.

どちらがより良い授業であるかは知らないが,実際に授業を受けた学生としては,昔の方が刺激的だったことは確かだ.少なくとも近年の情報技術基礎に,これを知らなきゃ SFC で生きていけないという切迫感や,全く未知の分野を覗き見るワクワク感は,全くない.慣れ親しんだ Windows で,見なれた3ペインのメーラでメールを読み,既に多少聞きかじったことのある内容を学び,とにかく認定試験に合格しさえすれば良し.

SA/TA という仕事に対するモチベーションは,昔はそういったワクワク感の提供とか,新入生に対する SFC 的な文化の継承にあったのかもしれない.そして,もしそうだとするならば,近年の SA/TA の不足は至極真っ当なことだと言えるわけだ.

なんか自分で書いてて良く分からなくなってきたが,要は「昔は良かったなぁ」っつーこと.以上.